PROLOGUE
空知は日本の縮図
空知は少子超高齢化のすすんだ日本の未来
介護と医療、自治体が連携し空知の困難に立ち向かう
介護と医療を担う人材を育み
住民が主人公をつらぬき、最期まで住み続けられるまちづくりへ
私たちが掲げる3つの課題
私たちが掲げる3つの課題
- 空知の医療と介護を担う人材養成
この地域でこそ持続可能な診療所と介護事業が必要です。このために、当センターは後継者の確保と養成を第一義的課題としています。臨床研修制度に位置づけられる診療所での地域医療研修は、制度発足から開始しており多数の初期研修医が研修実績があります。また、研修医は勤医協にとどまらず他の臨床研修病院からも対応しています。さらに、医師やコメディカル、学生などの見学研修も随時対応しています。 - 在宅医療、介護の対応
広域な地域の中で、地域医療計画による病床が削減されています。また厚生労働省による医療政策で急性期病院の在院日数は急速に短縮しており、在宅での受け皿を急速に拡大していくことが求められています。しかし、開業医療機関そのものが減少している地域での在宅医療の対応は至難の業です。当センターは、急性期病院や自治体病院からの要請を可能な限り対応しつつ在宅医療を推進しています。 - 高齢者複合施設づくり
高齢者介護医療複合施設づくりを中心に、居場所づくりやボランティア事業推進のための具体化をすすめています。この構想は、芦別市において「最期まで住みつづけられる街づくり」の第一段階としてすすめ、在宅を中心とする無床診療所と在宅をサポートする介護施設の具体化を課題としています。道内でも最も高い高齢化率の4市町では、認知症対応を含めきめ細かい地域密着型サービスこそが求められています。この施設づくりを契機にして、住民や協同組織のみなさんと「共生」社会の実現に寄与していくことが課題としています。